ホクロ除去・イボ除去
目次
ほくろ除去について
ほくろのほとんどは医学的には色素細胞母斑と呼ばれるものです。炭酸ガスレーザーや切除など4種の方法があります。
なつクリニックのほくろ治療の特徴
25年以上の経験と実績
ほくろの治療は、職人技に似た部分があります。方法の選択だけではなく、同じ道具を利用しても、どこまで除去するのか、良悪の判断は、など経験に基づいて治療をいたします。手術による切除、炭酸ガスレーザーを使用した治療、くりぬき法、ロングパルスレーザーを使用した治療など、各種治療を取りそろえる施設でこそ、ほくろの性質、場所に応じた治療が可能です。
3台のレーザーを駆使して 傷痕がなるべく目立たない仕上がり
2種類のアレキサンドライトレーザーと、周囲の熱ダメージを最小限にくいとめる炭酸ガスレーザを使用します。炭酸ガスレーザーも2024年より新たにEdgeoneを導入し、今まで以上によりよい結果を求めることができるようになりました。
これらのレーザーをほくろの状態によって使い分けます。
また、くりぬき法や、切開縫合ももちろん形成外科の治療の基本ですので、ほくろのタイプや場所、治療終了期間のご要望に応じて、使い分け、なるべく負担が少なく綺麗な方法をご提案します。
ほくろ治療は保険適応が可能
一度に治療できるほくろの数、範囲は限りがありますが、基本的にはほくろの除去は保険適応が可能です。
悪性腫瘍との鑑別
悪性の皮膚腫瘍野中には、にホクロと似たものがあるので、それを見分けることが必要であり、ダーマスコピー検査を行ったり、悪性の可能性を疑う場合には、切除および病理検査を行います。
悪性化かどうかを気にする場合と、見た目を綺麗にしたいということでほくろを除去したい場合では、治療のアプローチが異なります。
ほくろの治療法 あなたの場合は?
盛り上がったほくろを取りたい場合
盛り上がったほくろを除去するには、
- くりぬき手術
- 切開縫合手術
- 炭酸ガスレーザーによる焼灼除去
のいずれかを行います。もっとも簡便な方法は炭酸ガスレーザーによる焼灼です。
この場合は内部に残存はしますが、平坦になり、目立ちにくくなり、傷あとは切開縫合手術にくらべて小さくなります。
平らなほくろを取りたい場合
平らなほくろで約5ミリ以下であれば、一度にたくさん治療することも可能です。
その場合は、長い照射時間のアレキサンドライトレーザーを照射し、初回で焦がしたようにしてはがれ落とします。
2回目以降は、同じレーザーか、照射時間の短いレーザーなどを使用し、傷跡を残さず、なるべく赤みも出ないようにして、ほくろだけが薄くなっていくようにしながら治療をすすめていきます。
テープは絶対に貼れないという場合には、こちらが適しています。瘢痕(傷痕)を残さずに、回数を重ねることで色調を薄くしていきます。「とにかく数が多いので、薄くしていきたい」方や、「傷痕を絶対に残したくない」という不安が強い場合、また「テープを貼ることができない場合」に適しています。
5ミリ以上でもできないことはありませんが、炭酸ガスレーザーとの併用などもできますし、診察にて判断いたします。
治療方法による違い
レーザーによるほくろ除去
手術による傷跡などを気にされる場合の方法です。
レーザーのメリットはその場で簡単にとれることですが、ホクロの細胞というのはレーザーで削り取る部分よりも深くまであることが多いので、再発する可能性が大です。ただ、ほくろの種類や深さによっては、ほとんど再発が見られない場合もあります。
そこで、綺麗に治療するためにはそれらの見極めと、必要な機器を駆使する技術が必要です。当院では大きな隆起性のほくろは炭酸ガスレーザーで削ることが多いですが、盛り上がってはいないけれど色調は濃いといったほくろには、炭酸ガスレーザーだけではなく、残存する色素に対してロングパルスレーザーを併用してよりきれいに治すということも行っております。再発しないためには切開、縫合が必要になりますが、切開を行わなくても、メラニン吸収性の高い他のレーザーを組み合わせることによって、なるべく小さい傷で、目立ちにくく治すことが可能です。
当院では、なるべく負担をかるく、傷痕をきれいに治すことを一番にしています。
治療例
手術によるほくろ除去
手術はくりぬき法、縫合法の2種類があります。
(1)くりぬき法
顔面のほくろに行う方法。キズが縮む力を利用するので最終的にはかなりきれいになります。ただし、くりぬいた後の穴がとじるのは2週間以上かかり、目立たなくなるまでには6ヶ月~1年かかります。
(2)縫合法
やや大きめのほくろに対して行いますが、線上の傷はかなりきれいには治りますが、全く見えないという訳ではありません。
形成外科的手術方法で、なるべく目立たなくなるように治療します。ただし瘢痕は光の加減などでは分かるため、術後瘢痕が気になる場合は、傷跡の治療を美容的に行うことは可能です。
ここがポイント
これらの治療法のうち、どれが適しているかは、ほくろの部位、大きさ、組織型によってもかわりますし、当院では、患者様のご希望をお聞きしながら、正しい診断と適切な治療を行うことが重要です。
レーザー治療を受けられる際にも、再発の可能性も含めて充分な説明を行う医院での治療をお勧め致します。
また、当院ではQスイッチアレキサンドライトレーザーやロングパルスのアレキサンドライトレーザーも併用するなど、なるべく傷痕を目立たせないようにしながらも、ほくろもきれいに治していくようにしています。
そして、ほくろは取りたいがどうしてもテープを貼れる期間に限りがある方などにも、なるべく希望通りに実施できるように工夫して治療いたします。
レーザー | メリット | ・手軽にとれる ・抜糸に通う必要がない ・場所によっては傷跡が目立ちにくい場合もある |
デメリット | ・深くとりずぎると傷跡が残りやすいため、浅くとるので再発する可能性がある(ただし当院では深い部分まで黒い色調がつよいものには ほかのレーザーを駆使して、対処します) ・傷跡が少し凹んだり、また逆に隆起したりすることがある(ただし当院では削りすぎによる凹みは発生しないよう、細心の注意を払って治療します。また隆起しやすい部位はきまっていますので、術直後から対策をたてて治療してきます) |
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手術 | メリット | ・再発の心配が少ない ・病理検査で悪性でないか診断できる ・くりぬき法が適応のある部位は非常にきれいに治る |
デメリット | ・縫合した場合は線状の傷が残る ・くりぬき法はサイズが大きすぎる場合は適さない |
料金表
顔1箇所 | 約¥5,000 |
顔2箇所以上 | 約¥10,000~13000(同一部位の小さなもの2箇所は1箇所とみなすことがあります) |
腹部背部など非露出部 1箇所 | 約¥3,700 |
腹部背部など非露出部 2箇所以上 | 約9,000~ |
※保険適応、負担3割の場合