いよいよ発売されるジュビダームビスタ®シリーズの、日本最新の承認品である「ボリューマ」についてです。

アラガン社のヒアルロン酸は、最新技術で日々研究が重ねられており、シリンジ１本とっても、エルゴノミクスを考えて追及されています。（といっても、最新の製品が、シリンジが変わっただけでも、日本で承認され、流通している製剤と入れ替わってそれが手元に届くのは、いつも数年先の話ではありますが）

その、アラガン社ジュビダームシリーズの、日本での最新の製剤がこのボリューマになります。

すでに承認されている世界各国では、もう数年以上前から、当たり前のまえだ、で、
・フェイスラインを整える
・ヒアルロン酸によってリフトアップさせる
・しわたるみだけでなく、くぼみを改善する
こえらの用途に使用するヒアルロン酸としては、トップクラスの定評のある製剤です。

ボリューマは、今までのジュビダームウルトラシリーズに比べ、持続時間が格段に長くなっています。

かといって、今までの製品が悪いかというとそうではなくて、やや専門的な話になりますが、ジュビダームウルトラプラスという、今も「ビスタシェイプ®」で使用している大人気のヒアルロン酸は、凝集性＜cohesivity＞が、新しく発売になるボリューマよりも高く、皮膚が動いたり、ずれたりという表情から加わるねじれの力に対して強く、元の形状を保持する力が強いので、ビスタシェイプには大変良い製品なのです。
こちらは、持続期間がボリューマに比べると短いですが、その分、ボリューマよりはお値段も手ごろなので、まず手始めに、ヒアルロン酸による治療をうけてみたい、という方にはこれからも、頻繁に使用する製剤であることには変わりないかもしれません。

さて、本題のボリューマに戻りますが、ボリューマは、アラガンだけの技術、「VYCROSS®」技術により、
１）長期持続性
２）成形性（形を整えやすい）
３）低吸水性（ヒアルロン酸は生体内の水分を吸収し、てそれにより膨張してしまうことがありますが、それが起こりにくいために、予測できないボリュームになることがない）
４）リフト力　（粘弾性と凝集性のいずれも優秀で、そのバランスが良いために、リフト力が高い）
５）組織親和性（周囲からコラーゲンが入り込み、形を保持しやすい）
これらの５つの特徴があります。

VYCROSS®技術は画期的で、高分子のヒアルロン酸と低分子のヒアルロン酸を混合することで、効率よく架橋され、より、持続時間が長く、より膨張しにくいヒアルロン酸製剤になりました。
高分子と低分子を混ぜる、というのは、大変単純なことのように思えますが、大変画期的で、さまざまな性質を兼ね備え、かつ長期持続型の製品なのです。

世界中で使用されているこの優秀な製剤。やはりお値段は、従来の物よりは高くなりました。
しかし、当院でも大変好評なヒアルロン酸治療が、この１２月も多数の方にお受けいただいており、ますますその治療の奥の深さと良さを患者様にも実感していただいていると思います。
すでに治療をお受けの方には、より上位のヒアルロン酸製剤として。
そして、初めての方にも、リフトアップ、フェイスラインを整える、輪郭形成、それらには最適のヒアルロン酸ですので、今後急速に広まっていくと思います。

これらのヒアルロン酸を使用した、しわたるみのリフトアップ治療　＆　しわたるみがない若い世代でも、より可愛く、より自然に、より美しく整えるための治療の詳細はこちらから。
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