ニキビの外用薬についての勉強会
スタッフ勉強会が続いておりますが、本日はニキビの外用薬についてマルホの方に勉強会を行って頂きました。
「ニキビ」の治療に関しては近年、外用薬が新たに発売されています。
外用もそれぞれの役割があります。
まずは4つの外用薬について
①ディフェリンゲル:有効成分のアダパレン※₁がニキビの原因となる毛穴のつまりを取り除き、面ぽう(毛穴のつまり)ができるのを防ぎます。
②ベピオゲル:有効成分の過酸化ベンゾイル※₂が毛穴のつまりを改善し、また、アクネ菌の増殖を抑制します。
③エピデュオゲル:アダパレンと過酸化ベンゾイルの配合剤であり、①②の2つの働きをします。
④ゼビアックスローション:炎症を起こしたニキビにおいて、アクネ菌などの増殖を抑制します。
※₁アダパレン:レチノイド(ビタミンA誘導体)によく似た分子構造を持つ化合物
※₂過酸化ベンゾイル(BPO):強力な殺菌作用、ピーリング効果、乾燥促進作用を持つ薬品
上記以外にも、以前より処方されることの多かった「ダラシンゲル(グリンダマイシン)」や「デュアック」といった過酸化ベンゾイルとグリンダマシンの配合薬などがあります。
ニキビは薬を使用したからといってすぐに治る疾患ではありません。
やはり継続治療がキーとなってきます。ニキビの炎症が治まったからと治療を中断してしまうことで、繰り返しニキビが再発することもあります。
また、ニキビの原因は様々なことにあります。食生活や睡眠、ストレスなど。その原因を改善していくことも治療のひとつです。
ニキビでお悩みの方は是非、ご相談ください。
なつクリニック皮膚科・形成外科
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