傷跡修正 | なつクリニック美容皮膚科・形成外科

傷跡修正 | なつクリニック美容皮膚科・形成外科 - なつクリニック/西宮北口駅前

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傷の種類について

帝王切開、骨折治療のための術後の傷あとなど

肥厚性瘢痕やケロイドを生じます。
肥厚性瘢痕はかゆみ、痛み、赤み、厚みなどがある状態ではケナコルト注射、圧迫などを行います。また術後早い段階からのテープ固定や創部の安静が重要です。かゆみや赤みのコントロールが目的ではなく、見た目の改善を治療希望(傷を細く、薄くしたい)する場合は、瘢痕を切り取り、瘢痕形成術という形成外科的手術を行います。そのうえで、炭酸ガスフラクショナルレーザーによる治療を行うと、線状の瘢痕(傷あと)をより目立たせなくすることができます。
ケロイドの治療は保存療法が主体になります。

美容外科手術後の瘢痕

美容外科手術なので非常に細く、目立たない瘢痕ですが、まだ赤みのある状態や、わずかな盛り上がり、傷あとが白くぬけているのが目立つなどの悩みがあります。
赤みが非常に強くやや盛り上がっている状態では ケナコルト注射を行うこともあります。しかし、もともとが細い瘢痕であるけれど、これを目立たせずに、ほぼ見えなくなるようにしたい、目立たなくなるのをただ待つだけではなく積極的に治療がしたい場合には、炭酸ガスフラクショナルレーザー(エコツー)による治療を行います。
幅が1ミリもないような傷でも、鼻の手術瘢痕などをうより綺麗にしたいときは
その1ミリ幅に合わせて、エコツーを繊細に照射していきます。

怪我の傷あと(関節付近)

膝、ひじに近い傷では傷は肥厚しやすく、かるい怪我の傷でも あとになってかなり目立ってくることがあります。 ひじや膝などの関節付近の傷は初期治療とその後数か月以内の治療が非常に大切です。

怪我の傷あと(顔)

上口唇では 関節と同様にかるい傷痕もあとになってかなり盛り上がってきて傷あとが目立つことがあります。これも初期治療と早い段階での圧迫療法など、その後数か月以内の治療が非常に大切です。傷にたいするヒルドイドや市販のアットノンなどの塗り薬や、紫外線予防をすることよりも、上口唇から鼻にかけての傷は とにかく圧迫して固定することが非常に重要になります。

上口唇以外の顔の傷あとは、傷そのものの治療には初期治療(縫合をおこなうのか、または湿潤療法)が大切です。残ってしまった傷あとには 炭酸ガスフラクショナルレーザーの治療も有効です。また早期には色素沈着予防のための紫外線対策も必要です。

治療法

レーザー治療

当院では傷跡や肥厚性瘢痕、手術跡の治療に対してエコツー(eCO2)=炭酸ガスフラクショナルレーザーでの治療を行っています。

最近では シネロンキャンデラ社の CO2RE(コア)や、アンコアを使用したブジッジセラピーなどでも炭酸ガスフラクショナルレーザーは多用されていますが、エコツーは設定がすべてマニュアルで、術者の希望通りにさまざまな組み合わせで実施できますので、 これも導入してから4年以上が経過し、より色素沈着を起こしにくく、痛みを少なくしながらも深く深く治療していく方法へと変わって参りました。以前受けられた方の中でも、最近また受けられた方は、「以前よりもずいぶん楽だった」という声がよく聞かれます。

この治療は顎周りの大きく盛り上がった傷跡にはエコツーが非常に効果的です。

手術

症状固定期では 醜形が高度の場合、形成外科的に切除縫合し痂疲形成術を行います、これに後療法として圧迫固定、さらにリザベンの内服を行うこともあります。その上で上記のレーザー治療を行ったり、手術により改善されればそのまま経過を診ていきます。

温存療法

形成外科の診療には、傷の処置、傷跡の治療というのも重要な位置をしめます。赤く肥厚した傷にはケナコルトの注射を行ったり圧迫をしていきます。