爪白癬治療剤 クレナフィン外用液
爪白癬治療剤 クレナフィン外用液
今回は皮膚科の話になりますが、久しぶりの話題の製品なので、ご報告いたします。爪白癬の外用薬が発売されました。
「爪白癬は外用では治療できない」というのが常識でしたが、とうとう外用薬が発売されたのです!
内服は肝機能障害のある方や薬の飲み合わせなど使用が難しいこともあったのですが、外用薬が発売になったことで、非常に使いやすくなります。
名前はクレナフィン外用液です。新規トリアゾール系化合物であるエフィナコナゾールを有効成分とする日本初の外用爪白癬治療剤です。
クレナフィン使用方法・作用
1日1回罹患爪全体に塗布することで爪白癬に対し効果を発揮します。
ただ、いったん変色した爪そのものを回復させるものではないので、新しい爪が生えるまで(約半年以上)の治療が必要になります。
またこういった新医薬品は、厚労省の告示にもとぢき、発売後約1年間、投薬は14日が限度とされていますので、当初の処方は1本が限界という規定がありますので、まとめて数本処方するということはできませんので、ご了承ください。
いずれにしても、ようやく外用剤がでたことは、喜ばしいことです。 爪白癬に悩んでおられるかた、以前イトリゾールで治療したけれども断念してしまった方や、イトリゾールの内服ができなかった方に朗報です。