レディエッセの特徴
レディエッセとは
カルシウムハイドロキシアパタイトと、基材となる水性ジェルからなる注入剤で、ヒアルロン酸よりもやや硬さがあり、深い法令線のしわ、顎などに注入するには、形の整えやすさも合わせ持っています。
鼻のレディエッセ
鼻筋を高くするための吸収性のヒアルロン酸の注入は、鼻筋を高くするだけではなく、小顔に見せる効果や、痩せた印象まで与える等、手軽に行え、非常に満足度の高いものです。
しかし、ヒアルロン酸を注入しても、横へひろがって、いわゆる「アバター顔」になることもあり、好まれません。吸収性の注入剤では、いずれ量が減ってしまうからといって持続性のある非吸収性の注入剤を注入するクリニックがいまだにあるなど、「何を使用するのか」ということには患者さんご自身としても注意しなければなりません。
当院では、安全性の高い治療を最優先としておりますので、「アクアミド」などの非吸収性の注入剤は異物性のしこりを作るリスクがあるため、使用しておりません。
レディエッセは、非吸収性ではなく、生体内で分解され徐々に吸収されていく安全な薬剤です。
ただし、ヒアルロン酸と比べると、溶解剤がありません。血管内に大量に注入された場合、ヒアルロン酸であれば溶解しうるかもしれませんが、レディエッセの場合は溶かす薬剤はありません。
ただヒアルロン酸の場合も、溶解に使用するヒアルロニダーゼに対するアレルギー、アナフィラキシーには要注意ですので、大前提として、溶かす必要のない満足度、施術が望まれるといえます。
2015年以降、なつクリニックでも、鼻のレディエッセを行う代わりに、鼻には、「クレビエル」や「テオシアルRHA4」といった、硬いヒアルロン酸を使用することをお勧めしています。それは、どれだけ技術的に磨いても、細心の注意を払っても、わずかながらに起こる可能性のあるリスクを避けるためで、これらのヒアルロン酸に移行してからは、アバター鼻になることもなく、また逆にレディエッセよりもよい形状になると評判です。
レディエッセは、形が作りやすいだけでなく、コラーゲン増生が期待できるので、輪郭形成やアンチエイジングに向いています。
安全性
気になる安全性ですが、カルシウムハイドロキシアパタイトは生体分解性物質で、徐々に体内に吸収されていきます。カルシウムハイドロキシアパタイトそのものは、従来より、形成外科、整形外科、耳鼻科、歯科などでも使用される安全性の高い物質で、このレディエッセアメリカFDAなどすでに10カ国以上で承認されている注入剤です。
(FDAとは日本の厚生労働省に当たる米国食品医薬品局の略称です)
レディエッセは発売以来、500万本以上が世界中で使用されています。
持続性
このハイドロキシアパタイトが吸収されるとともに、ハイドロキシアパタイトの粒子の間に繊維芽細胞が入り込み、コラーゲンを生成します。 これにより、従来のヒアルロン酸よりも格段に長く、約18か月持続するといわれています。部位や注入方法、量などにより吸収されるまでの期間は個人差は多少あります。また吸収される過程で1型コラーゲンが生成され、ヒアルロン酸よりも持続期間が長いだけでなく、注入部位のハリが得られます。
費用
現在では、ヒアルロン酸と費用はほぼ同等です。隆鼻には適した素材であり、硬さや形状も、より望ましい結果を出すことができます。また吸収されるのにかかる期間を考慮しますと、結果的にはヒアルロン酸と同等、もしくは、次回治療までの期間が長くなり頻繁に追加しないで済むため、費用対効果は良いといえます。
適応個所
- 法令線(鼻唇溝のしわ)
- マリオネットライン(口角のしわ)
- 頬のリフトアップ(ふっくらとした若々しい印象に)
- 隆鼻(鼻筋を高く、シャープに)
- 眼の下のくぼみ (頬をリフトアップさせ、眼の下のくぼみまで改善します)
- フェイスライン(下アゴに注入することによりスッキリとしたお顔に)
- ヒアルロン酸リフトなどのヒアルロン酸治療の効果をより持続させるためにヒアルロン酸の代わりとして顎などの固い部位だけではなく、輪郭形成や法令線の治療などに使用するとよく馴染み、よく持ちます
ダウンタイム
施術直後は、注射針を穿刺した部位のわずかな赤みが気になる方もいますが、お化粧、洗顔も当日より可能です。
処置時間
約15分
(*針の刺入時の痛みの心配な方には麻酔を塗布いたしますので、30分ほど麻酔時間が必要となります。)
レディエッセの作用機序
料金表
(税込表示)
※自費治療のため、保険は適応できません。
レディエッセ1本 | 1本 ¥110,000(2本目から¥80,000) |