レディエッセの良さ⭐︎
先日レディエッセのセミナーに参加してきました。セミナーと言っても、日頃レディエッセを愛用されている超☆エキスパートドクターばかりでしたので、セミナー講師の先生への質疑応答が、討論会のようになり、皆様日頃から多用されている先生なので、細かな質問も意見も多数出て、色々なお話が聞けて大変楽しかったです。
レディエッセについて
さて、このレディエッセですが、非常によい注入剤で、私は出会って以来、ずっと治療を続けていますが、昨今では注入剤によるいろいろな合併症が取り上げらるようになり、インターネットにはレディエッセに関する誤った情報も氾濫しています。
安易に治療すべきでないのは、どんな注入剤も同じです。知識に乏しく、技術も低い医師に治療を受けるのはどんな注入剤であっても危険です。ヒアルロン酸でも同じことなのですが、ヒアルロン酸は、合併症を起こした場合、ヒアルロニダーゼというヒアルロン酸を溶かす薬剤がありますが、レディエッセはそのようなものでは溶けません。ですが、非吸収性で永久であるというのは大きな誤解ですので、まずそれらを踏まえた上でお読みいただければと思います。(初歩的な話ですが、生体適合性のある吸収性のものの方が安全で、非吸収性の場合は肉芽腫ができるなど、リスクが高くなります。)
ヒアルロン酸とは異なるハイドロキシアパタイト
さて、ネガティブな話でトーンダウンしている場合ではありません。
レディエッセのワークショップやセミナーが開かれたのは本当に久しぶりで、現在はこの薬剤をMERZというドイツの大きな会社が所有しているため、やっとしっかりと日本でも活動をしていこうということだと思います。2006年にFDA承認後、すでに500万本も世界中に出荷されている注入剤です。レディエッセはヒアルロン酸とは異なり、ハイドロキシアパタイトという生体適合性のある素材からできています。ですので、吸収性で、18か月間ゆっくりと吸収される過程で周囲にコラーゲン生成が起こります。
受けていらっしゃる方は実感があると思いますが、ヒアルロン酸と同じく吸収性なので、徐々に減ってきますが、手術を受けられる前提の方は、手術中にそれを除去するのが手間であり、吸収されるまでに時間もかかるので、顎や鼻のプロテーゼを考えられている方は、慎重に、ヒアルロン酸くらいを先に選んでおかれる方がいいかもしれません。(レディエッセやヒアルロン酸を打っているとち手術が受けられないということではありません)
初回はヒアルロン酸の方がいい??
また、注入治療は全くの初めてで、出来上がりに不安があるといった方も、ヒアルロン酸の場合はどうしても気に入らなければ溶かすことが出来るので、ヒアルロン酸の方が初回は向いているかもしれません。
私自身は、ヒアルロン酸を入れすぎて気に入らないと言われたことはなく、しっかりとお話したうえで、溶かさないといけないような事態にならないことを理想としていますので、溶かした経験はありませんが、イメージがわかない場合はそういった慎重なチョイスもありだと思うんです。
この日はレディエッセの第1人者である、いわきクリニック 形成外科皮フ科の岩城先生と、みやた形成外科皮ふクリニックの宮田先生とご一緒させていただきました。お二人の経験値は、発売以来継続して使用されていて、これからも日本で誰も超えることはできないほどのご経験だと思いますので、みんなであ~だこ~だ言いながら、海外ドクターの話を聞きながら、施術方法の再確認をし、大変ためになりました。 😛
それから参考までに、男性の輪郭形成のお話がありました。
欧米の男性は、「顎のライン」を重要視します。骨格を重要視します。そういえば私が昔見ていた海外ドラマでも、「なんなのあのすごい骨格は!イケメンすぎる!」なんてセリフもありましたが、日本では、「あの人の骨格素敵よね~。かっこよすぎるぅ♡」なんてあまり言いませんよね。
顎のラインを男らしく整えることに欧米人は意識が高く、欧米ではレディエッセの男性向けサイト(RadiesseMen)も立ち上がったとか。
試しに、fine bone structure male(男性)で調べたグーグルの画像検索結果がこちら。ブラッドリー・クーパーとか、私は好きな俳優さんも含まれてはいますが、日本人好みとはまた、かなり違いますね(笑)
*こちらの記事は、2016年当時のものです。 2021年現在、ヒアルロン酸は、ボリューマやボラックスはじめ、硬さがあり、形状が出しやすいものも出ておりますので、従来の患者様でレディエッセがお好きな方以外には、通常ヒアルロン酸からご案内しております。