ニキビ跡は自然に治る? - なつクリニック

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ニキビ跡は自然に治る?

ニキビ跡のクレーターは自然に治る? 消えにくい理由と治療を考えるタイミング

赤み・色素沈着とクレーターは違う

ニキビが治った後の赤みはPIEといい、茶色くなったものを色素沈着といいます。いわゆるクレーターとは、皮膚が凹んだ状態になっていて、同じものではありません。赤いニキビ跡や、茶色いといった色調の変化は時間とともに薄くなることがあります[1]。一方、陥凹性瘢痕は自然に完全消失することが少ないとされています[2]。

なぜ凹みは残るのか

炎症が真皮の深い部分まで及ぶと、修復過程で皮膚を支えるコラーゲンなどの組織が十分に再構築されず、凹みとして残ることがあります[2]。また、皮下の線維性組織が皮膚を引き込む場合もあります[3]。

形によって治療が変わる

陥凹性ニキビ跡は、細く深いアイスピック型、縁が明瞭なボックスカー型、広く波打つローリング型などに分類されます[3]が、通常はこれらのクレーターが様々な種類が混在しています。レーザーによる治療や、サブシジョンといって 皮下の瘢痕のひきつれを解除する方法、局所的な外科処置など、作用する部位が異なり、瘢痕の形と深さに合わせて選択します[3,4]。

いつ治療を考える?

新しいニキビが続いている場合は、まず炎症を抑え、瘢痕を増やさないことが重要です。赤いニキビ跡の中には、不良肉芽を含んでいたり、膿瘍となり、排膿や面皰の圧出などをしないと炎症が引かずに残ってしまうものもあります。これらは医療機関で処置が必要です。

ただし、数ミリ以上の非常に硬い赤い瘢痕ばかりではなく、新しいニキビ跡の赤みであれば、日ごろからしっかりニキビ治療としての外用薬をつかって皮膚のターンオーバーを促進することなどで、放置するよりも改善しやすくなります。ニキビ跡の治療は慈悲治療になることが多いですが、今の状態を悪化させないためにも、今期強く日ごろから保険診療の範囲内でもにきび治療を継続すること、また赤みに対してやコメドの改善が期待されるスキンケアを日ごろから行っておくのも重要です。

かなり目立つ赤みがある場や、凹みが気になり始めたら、自然に消えるのを長期間待つのではなく、形成外科・皮膚科で種類と治療適応を確認するとよいでしょう。

参考文献

[1]American Academy of Dermatology. Acne scars: Signs and symptoms

[2]American Academy of Dermatology. Acne scars: Causes

[3]Jacob CI, Dover JS, Kaminer MS. Acne scarring: a classification system and review of treatment options. J Am Acad Dermatol. 2001;45(1):109–117. PMID:11423843

 

関連情報: なつクリニック「ニキビ跡の凹み・クレーター治療」

執筆 大原 奈津恵(形成外科医)なつクリニック

 

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